・お使いになる環境に応じて、エアコンを選びましょう。
・負荷
● 部屋の広さ
部屋の広さに応じて、能力や畳数の目安などの項目をカタログなどで確認しましょう。
● お住まいの地域
寒冷地区・準寒冷地区では、暖房能力の高いエアコンを選びましょう。雪の多い地域では、室外機の設置場所にも注意しましょう。
なお、エアコンの形名の最後に「DRN」と付いた機種は、寒冷地向けです。
● 負荷(住宅の構造、部屋の位置、使用条件など)
「負荷」とは、ある一定の広さの部屋を空調するために必要な熱量のことです。部屋を暖めるときの負荷を「暖房負荷」、冷やすときの負荷を「冷房負荷」といいます。
負荷が大きい(*)場合は、能力の高いエアコンを選びましょう。
たとえば、暖房時にドアや窓にすきまがあると、空調された空気が室外に逃げ出すため、暖房負荷・冷房負荷が大きくなります。また、寒い地域は、一般的に暖房負荷が大きくなります。
暖房負荷 | = | 室温を設定温度まで上げる熱量 | + | 部屋から逃げ出す熱量 |
冷房負荷 | = | 室温を設定温度まで下げる熱量 | + | 部屋から逃げ出す熱量 |
[能力]
エアコンの「能力」とは、室温を一定の温度まで上げたり下げたりする力のことです。
一般に、広い部屋で使う場合は「能力」の数値(kW)が大きいエアコン、狭い部屋で使う場合は「能力」の数値(kW)が小さいエアコンを選ぶとよいでしょう。
「能力」には、1.8、2.0、2.2、2.5、2.8、3.2、3.6、4.0、5.0、5.6、6.3、7.1などがあります。
[例]
カッコの中の数値は、能力の最小値と最大値です。
最小値が小さいほど、きめ細かい運転や温度管理ができます。たとえば、就寝時に寒さを感じない冷房運転が可能です。
最大値が大きいと、素早く部屋を暖めたり冷やしたりすることができます。
暖房を重視して使う部屋の場合は、暖房能力の最大値と最小値の差が大きいエアコンがお勧めです。
[畳数の目安]
「畳数の目安」は、通常以下のように記載されています。以下の例では、冷房時11~17畳、暖房時11~14畳の部屋に適しているという意味ではありませんので、ご注意ください。
[例]
この例では、
[木造平屋南向きの部屋(和室)の場合]
冷房・暖房ともに11畳までの部屋に適しています。
[鉄筋マンション南向き中間階の部屋(洋室)の場合]
冷房では17畳まで、暖房14畳までの部屋に適しています。
冷房時と暖房時で「畳数の目安」が違う場合は、暖房の「畳数の目安」を重視してエアコンを選びましょう。
実際にお使いになるときは、建物の構造や部屋の向き、天井の高さなどによって必要な冷暖房能力が変わることがあります。
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