除湿運転や冷房運転をするとエアコン内部の熱交換器に大量の水(結露水)が発生します。この水は室内の湿気が熱交換器で冷やされて水分に変化したものです。
この水が、室内機のホース(ドレンホース)から室外に排出されることで室内を除湿します。
よって、ドレンホースから水(結露水)が出ていれば、室内は除湿できています。
◆除湿できていても湿度が下がらない原因
→室温が下がることで空気中に含むことができる水分量も減少し、湿度(%)を下げられない
一般的な湿度計の多くは「相対湿度」という数値を表しています。
相対湿度とは、空気中に含むことのできる最大の水分量(飽和水蒸気量)を100として、まわりの空気中にどれくらい水分が含まれているかをパーセント(%)で表しています。
この空気中に含むことのできる最大の水分量は温度が高いほど多くなり、低くなると減少します。
除湿運転や冷房運転をすると室温が下がるため、空気中に含むことのできる水分量も少なくなります。
そのため、除湿ができていても相対湿度(%)は下がらないことがあります。
●エアコン内部の湿気が室内に戻っている(湿度戻り)
室温が設定温度に近づくと、冷え過ぎを防ぐため熱交換器の冷却を止めて送風に切り替えます。
その後、送風状態が長く続いていると、熱交換器に付着した水分の一部が再び湿気となり、ジメジメした風となって室内に戻ってしまうことがあります。
■湿度戻り(ジメジメ感)を軽減する方法
① 現在の室温よりも設定温度をもう少し下げる
室温と設定温度の差を増やすと、除湿機能が働きやすなります。
② 風量や風向を調整する
風量を下げたり、風向を少し下向きにするなどで、お部屋に戻る水分量をおさえることができます。
(除湿では風量を変更できない機種があります。冷房に切り替えて風量を下げてください。)
ご回答いただきまして、ありがとうございます。
今後の参考にさせていただきます。
また、サポート情報改善のためご意見、ご感想をお聞かせください。
